記事に思うこと

 プロ写真家が "EPSONプリンタ" を選ぶ理由

 えーと....なんでこれが引っかかったか、と言いますと某氏の

CANON、hpじゃ駄目な理由も欲しかったな。これじゃただの広告記事だ。

というのがありまして...いや、それは色々とまずいですって(苦笑)...実際そうなんですけどね(がーん

 ちょっとした縁もありまして、私はデジタルイメージ関連に関わらせていただいたことがあります。結局のところ多少の機能的不満があろうが、バグがあろうがそれを回避、コントロールできるのであればそれが『いいもの』である、ということでしかないわけで。
 それを考えると写真画質という点である一定以上の性能を持ち、ある程度古い機種であってもドライバ提供を行い、シェアが大きいため情報のやり取りも活発な "EPSONプリンタ" は一つの有力な選択肢であることに間違いはないかと。概ねこの記事自体は現実を捉えているとは思います。

 ただ、この記事を読んで誰しもがEPSONを選ぶ理由になりうるかというとそんなことはないわけで(苦笑)以前に比べて改善されたとはいえ、相変わらずインク詰まりは致命的な欠点の一つですし、ドライバのVer.によって発色傾向が変わるというのも怖いところがあります。もちろんプロであればその辺をソフト上で吸収してしまうわけですが、そこに至るまでの労力も馬鹿になりません。
 記事でPM-4000PXが引き合いに出されるのはある種の『枯れ』による安心感に負うところもあると思います。大体まだこれの後継機が出ているわけでもないですし(苦笑)

 気になるのはこの記事を取り扱ったサイトの反応、でしょうか。やはり....というべきか本人がEPSONプリンタを使っている人たちが多いのですが、実に様々でして。それ自体は興味深いのですが、それを読んだ人が孫引きについたコメントだけでまたamazonのランキングが動いたりするのかな〜とか思うと色々と怖いものがあります。

 記事はあくまで『プロ写真家』の話。自分にあったものを取捨選択できるかどうかって重要だと思いますよ。
(絵描きだったりすると『相性』があって更に複雑になりますしね〜)