台風前の出来事

大変お世話になった方から一本の電話がありました。

その昔、私にある技術を叩き込んで下さった昔気質の職人さんで今もなお現役。新しい技術についての質問だったのですが、それについて答えた後

N「ところで調子はどうだい?」
私「あ、おかげさまで。どうにかこうにかやっています。」
N「あー、いやそうじゃなくて……身体の方がさ」

 実のところ多少呼吸器系が弱い私は体調を崩したときに台風が近づくとかなりきついんですね。そういえば今もその職人さんの下で働いている某氏と先週末話したときに私が体調を崩していることを話したような……


 あぁ、そうか。今は専門ではない私にわざわざ電話で質問してくるなんて?とは思ったのですが…… (苦笑)

私「えぇ、大丈夫です。先日少々体調は崩しましたが、今回は準備万端ですから。」
N「そうか、気をつけろよ」
私「Nさんこそ(苦笑)咽を痛めないように気をつけて下さいね。」


正直あまり出来のいい教え子ではなかったと思います。ましてや今は畑違いの仕事に就いた者を気に掛け、電話してくるなんてね…… どんな顔で先ほどの電話をしていたのかな、とか考えるとそれだけで笑ってしまうと言いますか。

こういう方々がいるからこそ、今の自分があると思うとやはり怠けてはいられませんね。やれることからきっちりこなしていきましょう。