実際に使ってみて

 さて、感想ですが、やはりサブとしてでしか使い物になりません。現時点でほとんどMac OS Xでしか運用していないのですが、やはり各種エフェクトでかなり引っ張られます。帯域の狭さもあってチップの性能も活かしきれていない印象。一部アプリではリサイズ時にブラックアウトするという症状も出ています。またMac OS Xではホットプラグにも対応していないなど、使い勝手の悪さも目立ちます。
 ですが「サブディスプレイ」と割り切れば十分合格点。パレットやタイムラインを配置する分にはなんら問題はないですし、先ほどは述べませんでしたがDVI接続なので発色・チラツキ等にも不満はありません。ムービーを流すなど、となると流石に厳しい印象ですがその辺はmarcuryやpismoあたりでMac OS Xを動かしているような感じ、と思っていただければ大体外れていないかと。
(Windows的にはi815の内蔵ビデオを思い出していただければ)

 もちろんマシンのCPU自体もそれなりに使うので全体的には若干もたつくところが出てきますが、やはり画面の広さは魅力的です。ノートPCで出来るだけ広い作業環境を!というちょっと偏った人には必携かもしれません……もっとも現在のPowerBookは単独で1920×1200を出力できるだけに新しいシネマHDを使った方が……という意見ももっともだと思いますけれど(苦笑)
 ちなみに無駄に頑丈なハードケースが付いてきます。これを持ち歩いてまで使うかどうかは……うーん。この分価格下げてくれませんかねぇ、AGPならRADEON9800PROやGeForceFX5900あたりが余裕で買えてしまう価格は流石にちょっと。