更に買ってみた

 で、やはり微妙に納得できないものがあったのでMicronet minimateも買ってしまいました。250GBモデル。

中を取り出した瞬間

あぁ、もうこれはM9に戻れないかも

と思わせるだけのMac miniの周辺機器、としての完成度の高さがありました。

 外装はほぼMac miniと同じ。細かい面取がされていないなど、若干違いはありますがやはりアルミの質感はポイント高いです。外装の外し方もMac miniとほぼ同じなのはご愛敬。
 ACアダプタ、FiireWire,USBケーブルもきちんとMac miniに合わせた白色。電源プラグはA型3pin、ケーブルは10cm少々で縦にスタックするのが前提になっています。
ちなみにM9のACアダプタは既製品の黒。ケーブルは既製品、色もトランスルーセントのFWは白、USBは青で長さは40cmほど。自由度は有りますが、統一感はないですね。

 M9と違って単独でも電源は入りますし、電源を切った状態でもFW/USBハブとして機能します。なおM9のアドバンテージとして本体との電源連動があるのですが、私の使い方では本体を起動させっぱなしなので評価対象外(^-^;

 と、上記の通りほぼminimateの完勝なのですが、ただ一点、そしてある意味致命的なM9のアドバンテージ……「放熱性」があります。
 放熱についてminiMateはアルミ外装に頼るしかないのですが、M9はHDDマウンタと一体化したアルミヒートシンクが底面部に存在します。このヒートシンク自体の性能も高いのですが、底面部に放熱性の高い素材を組み合わせるといった工夫が可能になります。
 また背面上部にファンが存在します。正直特に静穏性の高いファンではありませんが効果は大きいようで、インテリジェントコントロール使用時には回り始めてもすぐに安定します。

 さてこうなりますと、実際に動かした結果が気になるところです。M9とminiMateを起動ディスクに設定し、CPU負荷をほぼ常に100%になるようエンコード作業をさせ続けながらお互いに一週間ほど動かしっぱなしにしました。もちろんオススメしません、確実に寿命縮めただろうなぁ(つД`)

 結果ですが、ともに一週間完動しました。むしろMac miniの方が悲鳴をあげていましたが(苦笑)ただし、やはりというべきかminimateはかなり熱を持ち「熱い」とまではいかないものの、少々不安になったのは事実です。
 ここまで酷な環境に置かれる、というのはサーバとして運用し、なおかつ相当の負荷が掛からない限りはないとおもいますので、基本的にはあまり気にしなくてよいかも知れません。ただし、これはあくまで今の季節……冬だから、という条件であって、夏になったらまた違う結果になるとは思われます。


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以上から、私的総評は

Mac miniの周辺機器としてはminimateがおすすめ。
・ただし、HDDが内蔵されている(しかもロットによってばらつきがある)
・自分の好みのHDDを使いたい&かなり過酷な運用環境となる場合にはM9を検討する価値がある。

となります。既に他の場所で語り尽くされている感もありますが参考になれば幸いです。