提供することの責任

 敢えてポインタは示しませんが、以前「ジークレフで販売している2005のウヴァアイスレビーは流石に枯れた」という事を書いたことがあります。すると先日

ジークレフの水質で、例のカップ*1に対し3gの茶葉で60秒抽出を試みたら美味しくなりました。

とのフォローが。
 紅茶も「ナマモノ」でして、やはり期間をおけば味が変化していきます。「熟成」ということで好ましい方向へ変化した先は、いずれ枯れてしまいます。
 その変化を個人個人で楽しむのも一興なのですが、売り手(或いは作り手)側がきちんとフォローするというのはやはり安心感があり、信頼性にも繋がります。
 勿論各々の嗜好もありますので、これが「絶対」ではありません。正直なところジークレフさんの方向性と私の嗜好は必ずしも一致しません。それでも、この最善を提供しようとする姿勢は素晴らしいと思いますし、だからこそこれからも末永くお付き合い出来たらと思うのです。
 プロの姿勢として見習いたいものですね。改めてありがとうございます。

*1:店舗で使っているテイスティングカップ