最高座は伊達じゃない


 富士山へ行ってきました。いわゆる『御来光』体験ということで、数名と一緒に。
 殆どが初経験者*1というのもあって、念のため救急医薬品や水、酸素を多めに用意していったのですが、むしろその荷物が足かせになってかなり厳しいことに、歳ね(トオイメ とはいえ、使わなかったということが一番ですし、そういう意味では何より。
 シーズン的に登山者も沢山いるだろうな、とは思っていたのですが、予想を大きく上回る人数。『御来光』は一般的に夜を通して登山するため、得てしてペースも上がらないのもあって、登山路が大変な行列状態に。その上、途中には明らかに高山病にかかった人がうずくまっていて、よりスムーズとはいいがたい状況に。見ると寝巻き一歩手前のジャージで登ったり*2、『金剛杖』を初めとした杖類を使わないで登ったりと色々な人が登っている様を見ると、富士山の『観光地化』を否定はしませんが、かといってここまでのカジュアル化はなぁ……と考えるところがありました。ん?これって某所の『お客様』問題と同根?
 うちのチームは幸いなことに、一人も脱落せずに無事登頂。前述の通り、後半のものすごい混雑のため頂上で『御来光』とはなりませんでしたが、その辺はある程度見越してルートを選んでいたので、他の参加者にも満足していただけた模様。もっとも頂上に到達するやいなや、疲労のあまり皆さん日焼け止めも付けずに睡眠モードに入ってしまい、その後ですごいことになっていましたが。
 久方ぶりの山登りでしたが、よい時間を過ごせました。発案者からは「シーズン中にもう一回どうですか?」とは誘われましたが、次はもうちょっと気楽なところがいいなぁ(^-^;

*1:中には登山自体はじめて、という方も……日中ならともかく『御来光』はかなりチャレンジャー

*2:一番びっくりしたのはきちんとネクタイを締めた上でスーツで登っている人でしたが……何者?