『テイスティング』というものは

 帰り際に店主から

テイスティングについてBLOGで書きますので読んでみてください」

と言われたので拝見してみると……なんて力作。正直これを全て実践できれば確かに『ティーテイスター』かも知れません。
 『お茶を味わう』という点において定量的な評価、というのはやはり難しいものがあります。個人で味わう分には結局は『好み』となるわけですが、美味しかった、という印象だけですとなかなか次に自分の好みどおりのお茶を得るというのは結構難しいものです。
 そこでこのテイスティングルールを参考にして、自分なりの個々における評価をしておくことで、数多の茶葉から自分の好みに最も近い茶葉を掬い上げることが出来るようになるかも知れません。勿論その間に自分の好みが変わったとしても、どう変わったのかが理解できるので意識しておくことは決して無駄にはならないのです。
 この渾身のエントリに敢えて一言加えるとしたら

「最初から全てをやろうとは思わないこと」

でしょうか。全てを一気にやろうとしないで、自分の中で整理が出来る範疇ではじめてみれば宜しいと思います。慣れてくると『一連の流れ』で他の人から見たら「本当にチェックしているの?」と思うくらいにスムーズに行えることですからね。
 ちなみに私自身がこれを全て行っているか、と言われるとNO.です。個人個人が重点を置くところも違いますし、どれが正解というわけでもないでしょう。しかし、この方法は『十全』であると思います。
 でも、最終的にはインスピレーションですけどね(こら*1
 

*1:物によっては茶葉「を」食べたりもしますけど